【USUMS14/最高2047最終2010】情報戦略型ペリラグコバルオン

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[はじめに]

みなさんこんにちは。
イテザです。

S14お疲れ様でした。

 

今期は長らく目標にしていた「コバルオンと共にレート2000」をようやく達成し、最高2047まで伸ばすことができました。
周りの流れに乗ってもう少し高みへ行きたかったところですが、自分としては今回の成績に満足しています。
以下に構築記事を記しますので是非読んで頂ければ幸いです。

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(以下常体)

 

[構築経緯]

コバルオンとのタイプ補完から水・飛行のペリッパーペリッパーのお供にメガラグラージ
この3体を最初に決定し、雨パのお供にカプ・コケコ、ミミッキュナットレイの3体を入れてひとまずパーティを組んだ。
この6体で1800まで行ったところでパーティを見直し、ミミッキュフェローチェに、ナットレイギルガルドに変更して最終的な並びが完成した。
個々の技や型は情報戦を制することを重視した。

 

[個体紹介]

ぽけっとふぁんくしょん!

コバルオン@カクトウZ(せいぎのこころ・おくびょう)
171(36)-×( )-150(4)-142(252)-93(4)-170(212)
きあいだま/ラスターカノン/ボルトチェンジ/めいそう
 
H:余り
BD:割り振り
C:振り切り
S:最速ガブリアス抜き
 
情報アド枠その1。
 
ラグラージを通す上で障害になりそうなHBポリ2、カビゴンナットレイエアームドあたりの耐久ポケモンを崩す為に瞑想+気合玉Zの型にした。
技は一致技の気合玉とラスターカノン、積んで崩す為の瞑想を確定とし、最後の1つの技は対面操作して雨を展開できるボルトチェンジにした。
 
調整は、低い火力をこれ以上落とせない為Cに振り切り、耐久値を少しでも伸ばす為にSを最速ガブリアス抜きまで落として余りをHに回した。
このSだと最速ウツロイドと同速で、BとDの4ずつをSに回すことで最速ウツロイド抜きにできるが、ウツロイドの個体数が少ないことやスカーフ率が高いことなどの理由から上記の調整に落ち着いた。
ちなみに最速でなかったことが負けに直結した試合は一度もなかった。
控えめではなく臆病である主な理由はリザの上からボルトチェンジをする為。
 
このポケモンが瞑想持ちの特殊型であることは基本読まれず、有利対面を作れば簡単に積ませてもらえたし、4ウェポン型なら一方的に不利を取る相手を逆に狩ることもでき非常に使い勝手が良かった。
+1気合玉Zの火力はメガメタグロスがH175まで確定1発になる程度で、使用感としてはAS・CSベースの等倍相手はゴリ押しが効くといったところ。
 
ちなみにこのパーティではメガハッサムを倒せるのはこのポケモンだけだが、相手視点ではメガハッサムが有利だと思っている為ほぼ確実に逆起点にして倒すことができる。
カビムドーも雨に強いのでほぼ出てくるがコバルオンを楽に通せる。
 
コバルオンのC振りラスターカノンは無振りミミッキュが確定1発にならない。
ボルトチェンジを上手く絡めて削りとZ透かしをしていきたい。
 
ボルトチェンジの枠はランドロス意識のめざめるパワー氷という選択肢もあるが、軸が雨構築であるためコバルオンの対ランドロス性能よりも対面操作性能を重視した。
リザYに対しては、リザメガ進化→ボルトチェンジペリッパー展開→天候上書きの動きができるが、リザ軸にこのポケモンを選出することは少なかった。
ギャラドスも+1ボルトチェンジで確定1発になるが、ギャラ軸にも選出しなかった。
 
聖剣はないが、それでも対オニゴーリ性能は高い方だと思う。
コケコと同時選出する際なるべくデンキZを切らないように立ち回る。
 
このポケモンの単体性能が高くないので相手の起点にならないように気を付ける必要があったが、雨の選出誘導で役割対象がほぼ確実に出てくるので想定通りの活躍をしてくれた。
ありがとうコバルオン、ありがとうペリラグ。
 
 

ぽけっとふぁんくしょん!

ペリッパーとつげきチョッキあめふらし・れいせい)
167(252)-70( )-127(52)-133(44)-110(156)-63( )
なみのり/ぼうふう/とんぼがえり/はたきおとす
 
借り物調整なので割愛。
ロップの猫恩耐えとかルカリオのインファ2耐えとかゲンのヘド爆2耐えとかそんな感じの耐久ライン。
 
雨始動役。
チョッキを持つことで対面性能を上げた型で、安定した耐久から初手後攻蜻蛉でラグラージを展開できるのが強かった。
 
最後の技の叩き落とすはカビゴンの木の実の他、受け出しに来たポリ2やラッキーの輝石やその他残飯勢に打っていった。
他に欲しい技もなかったので叩き落とすで正解だったと思う。
 
Sは最遅。
カバの下から蜻蛉できるのが強く後投げが安定する。
無振りクワガノンと同速であることが気になったのでS実数値65とかでも良さそう。
 
D耐久はチョッキ込みでそこそこある方だが、眼鏡レヒレムーンフォースが不利な乱数2発(被ダメ47.3~56.2%)なので再考の余地がありそう。
BもCもカツカツなので、どう調整するかはパーティや環境によって適応させる必要がある。
 
 
ぽけっとふぁんくしょん!
メガラグラージラグラージナイト(すいすい・いじっぱり)
175( )-222(252)-130( )-×( )-131(4)-122(252)
たきのぼり/じしん/れいとうパンチ/がんせきふうじ
 
A:特化
D:余り4、DL対策
S:準速
 
雨エース。
 
特に語ることもないが、岩石封じが活きる場面が多くとても使い勝手が良かった。
雨下でメガシンカしてくるリザYに奇襲したり、起点にしようとしてくるギャラドスボーマンダのS上昇を許さなかったりと相手の想定を大きく崩せる技だった。
裏のフェローチェを通したい相手には初手に投げて岩封連打していく試合も多々あった。
 
スタンパには積極的に投げていく。
クッション役がランドロスであることが多く環境的にも通しやすかった印象。
ランドレヒレの並びはやや面倒なので交代読みや最低限裏のフェローチェを通す動きを目指す。
 
 
ぽけっとふぁんくしょん!
カプ・コケコ@デンキZ(エレキメイカー・ようき)
145( )-167(252)-106(4)-×( )-80( )-200(252)
ワイルドボルトブレイブバード/とんぼがえり/でんこうせっか
 
A:振り切り
B:余り4
S:最速
 
情報アド枠その2、物理コケコ。
 
雨パでは物理コケコの方が刺さると信じていたが、そこそこの結果で示す事ができて良かった。
蜻蛉返りでタイプ相性を気にせず対面操作できる事が最も価値があると思っているが、ワイボZ+ブレバでメガフシギバナモロバレルを撃沈させにいく動きが強かった。
Zを撃ったタイミングではまだ物理であることを隠せるのも偉かった。
 
通常不利を取り、雨パで重くなりがちなウルガモスも強めなのも良かった。
 
電光石火はほとんど使う場面がなく最終日まで挑発や自然の怒りなどの技にするか迷ったが、最終日に使いまくったので持たせていて良かったと思った。
火力そのものは出ないが、ゲッコウガキノガッサに対して詰めの一手を残せるので技スぺが余っているなら無くは無い選択肢だと思う。
 
単純に電気技の火力が高く通りの良い相手にはゴリゴリに崩していける。
瞬間火力も通常と違う対応範囲も素晴らしく、情報戦を制するのに不可欠なポケモンだった。
 

ぽけっとふぁんくしょん!

フェローチェきあいのタスキ(ビーストブースト・ひかえめ)
146( )-×( )-57( )-207(252)-58(4)-203(252)
むしのさざめきれいとうビーム/エレキネット/めざめるパワー地
 
C:特化
D:余り4、DL対策
S:準速
 
情報アド枠その3。
そして本構築のMVP。
 
元々襷ミミッキュだったがカミツルギが重かった為に交代で加入した襷枠。
雨を止めに来る且つコバルオンで崩しにくい耐久ポケモンのほか、広い技範囲と襷の行動保証から低耐久の高速アタッカーにも役割を持てる。
 
最初は蜻蛉返りも持たせて初手の展開札にもなれるようにしていたが、裏においてスイープ役になることが多かったのとギルガルドに無抵抗になってしまったのが気になったのでめざめるパワー地面を持たせて技範囲を広げた。
 
控えめC特化にすることで雨パの障害になる多くのポケモンに対して有利を取ることができる。
主な仮想敵とダメージ計算は以下の通り。
 
  • 虫のさざめき
    ⇒ H196D60振りカミツルギ 確定1発(111.9~132.0%)
    ⇒ H252D4振りジャローダ 確定1発(100.0~118.6%)
    ⇒ H252振りメガヤドラン 確定1発(103.9~122.7%)
    ⇒ H252D4振りクレセリア 確定2発(61.6~74.0%)
  • +1虫のさざめき
    ⇒ H252D4振りクレセリア 中乱数1発(92.5~109.2%,56.2%)

  • 冷凍ビーム
    ⇒ D4振りアーゴヨン 確定1発(101.3~120.2%)
    ⇒ H252振りサンダー 確定2発(64.9~77.1%)

  • エレキネット
    ⇒ H4振りギャラドス 超低乱数1発(84.2~100.5%,6.2%)
  • +1エレキネット
    ⇒ H252振りカプ・レヒレ 超高乱数2発(49.7~58.7%,98.4%)
    ⇒ H252D92振りB補正テッカグヤ 高乱数2発(48.0~56.8%,88.6%)
 
基本的にはナットレイやメガフシギバナモロバレルなどを周りで最低限フェローチェの技圏内に押し込み、ビーストブーストを貰いにいく。
バナカグヤ、バナサンダーやクレセリア絡みのサイクルパにはこのポケモンを通すことを考えて立ち回る。
虫のさざめきが身代わり貫通ということもあって、バレルクレセゴーリにも強め。
 
エレキネットの枠は威力を重視するなら電撃波という選択肢があるが、エレキネットの追加効果であるSダウンが重要で、対面で積んでくるギャラドスのS上昇を無効化して無償突破することができる。
ギャラアゴの並びにはこのポケモンギャラドスを突破することでそのままイージウィンできる。
その他ウルガモスの蝶舞に連打することでS上昇を許さず裏のコケコで詰めることもできる。(外したら負けなので分の良い勝負とは言えない。)
 
エレキネットは電気技なのでもちろんコケコのエレキフィールドシナジーがある。
上記ダメージ計算の「+1」は「EF下」と置き換えることもできる。
 
4枠目のめざ地は、物理型で言うところのドリルライナーの立ち位置。
対コケコ、対炎、対鋼性能を上げることができるが、環境上Dに厚いギルガルドが多くマンダガルドを崩すのは一筋縄ではいかなかった。
軽くダメージ計算を紹介すると、+1めざ地で無振りコケコ確1、無振りメガルカリオ確1、無振りメガゲンガー中乱1、H252ギルガルド確2。
 
気合玉があればカビゴンやポリ2絡みのサイクルにも強めになると思うが、それらの処理はコバルオンに任せた。
 
相手に先制技持ちが複数いるだけでこのポケモンの立ち回りが窮屈になるので、対面構築には出さない方が良い。
端的に言えば、対面構築には雨を、積み構築と受け構築にはフェローチェを通すことを考えると勝ちを拾いやすい。
 
ラグを止めたり起点にしてくる「並び」単位に強く、この最高レートを記録したのは間違いなくこのポケモンのお陰。
ありがとうフェローチェ
 

ぽけっとふぁんくしょん!

ギルガルド盾@イアのみ(バトルスイッチ・いじっぱり)
164(228)-112(252)-171(4)-63( )-171(4)-82(12)
かげうち/アイアンヘッドつるぎのまい/キングシールド
 
H:4nで最大
A:特化
BD:DL対策
S:余り
 
情報アド枠その4。
且つ諸説枠。
 
受けにいける鋼枠として最初はナットレイを入れていたが、役割対象の格闘Zで飛ばされまくったので格闘無効のギルガルドに交代した。
 
ギルガルドを入れたものの、Zを他に2匹が持っている為耐久を活かせそうなアイテムがこれくらいしかなかった。
残飯毒はメタと型読みで動きにくさが気になったし、呑気弱点保険は素の火力と積むタイミングが選べないのが気になったしで、積み崩しができる剣舞型を選択した。
雨ターンの調整と択ゲーに持ち込めるキングシールドを採用しようと思いウェポンを影撃ちとアイヘで決定したが、思ったより対応範囲が狭めで選出率は低かった。
 
イアの実自体はまず読まれず行動回数を増やすアイテムとしては面白かったが、そもそも発動しなかったりする場面が多く何とも言えない使用感だった。
剣舞残飯や剣舞弱点保険という選択肢もあったかも知れないが、出した試合の勝率が著しく悪かった訳ではなかったのでそのまま最後まで使い続けた。
 
仮想敵によってBを厚くしたりDを厚くしたりSを伸ばしたりすれば、悪巧み木の実レボルトのような性能を発揮できるかも知れない。
根本的に持ってる性能が高く、環境次第では輝けるポテンシャルを秘めた型だと感じた。
 
最後の1枠としては悪くなかったが、他にもっと良い型やポケモンがいるような気はする。
良くも悪くも2047を記録したのはこの枠の都合といったところで、再考の余地は大いにある。
 
 
[選出]
主なパターンは以下の通り。
 
  • ペリラグ@1
    主に対面構築や再生のないサイクルに出していく。
    @1はリザ軸ならコケコ、ポリ2カビゴンが居る時はコバルオン、レヒレランド系のサイクルとアゴギャラにはフェローチェなど。
    相手パーティの組み合わせによって臨機応変に対応するので「アレ軸にコレ」といった決まった選出はない。
    ただしミミッキュ入りにフェローチェを出してはいけない。
  • コケフェロ@1
    @1はコバルオンギルガルドが多い。
    バナやハピラキ絡みのサイクルに出していく。
    バレルクレセゴーリにも。
    初手コケコで打ち漏らしてもフェローチェでビーストブーストを狙いにいける。
    フェローチェで崩しながら積みリレーを展開できるのが強かった。
  • ラグフェロ@1 or ガルドフェロ@1
    フェローチェがめっちゃ通ってる場合に。
    岩封連打でビーストブーストの起点を作りにいく。
    準速ラグで相手に岩封入れた場合、最速112族ら辺まで抜ける。

などなど。

王道的に雨を通すか、裏のフェローチェを通すかで考え、後者の場合は誰を初手に置くかを考えて試合展開を予想していく。

 

[厳しい相手]

などなど。

明確に厳しかったのは以上の通りだが、相手のパーティ構成によってこちらの選出が歪むことも多く、選出を読み外すと勝てた構築にも簡単に負ける。

 

(以下常体)

 

[QRレンタルパーティ]

要望があったので公開しました。

記事を読んで気になった方、是非使ってみてください。

 

3ds.pokemon-gl.com

 

[おわりに]

今期は長らく目標にしていたコバルオンと共にレート2000を達成できてよかったです。
S15の構築はまだ決まってませんが、またレート2000、そして2100達成できるように頑張ります。

 

今回の記事に関する質問などはTwitterにお願いします。↓

イテザポケ (@1t3zzA_poke) | Twitter

 

それではまた何かの機会に会いましょう。
では。

 

【USUMS13/最高1985】原点回帰リザコバランド対面構築

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[はじめに]

 皆さん初めまして。
イテザと申します。

S13お疲れ様でした。

今まで細々とポケモンのシングルレートを楽しんでおりましたが、今期からTwitterでポケ垢を作り気持ち新たに対戦と向き合いました。

お陰様で自身最高レートを大きく更新して、相棒のコバルオンと共にシングルレート1985を達成することができました。

あまり高いレートではないかもしれませんが、自己最高更新の記念と、コバルオンの記事を残すことに意味があると思ったので構築記事を書くことにしました。

是非読んで頂ければ幸いです。

 

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(以下常体)

 

[構築経緯]

これまでコバルオンと組ませるメガ枠にボーマンダギャラドスを採用してきたが思うようにレートは伸びず、今期はSMシーズンに1870くらいを達成したコバルオン+リザードン+霊獣ランドロスの並びをもう一度試そうと思い、構築をスタート。

環境に多いカバマンダや受けサイクルに強い型の霊獣ボルトロス、初手性能や奇襲性能が高いノーマルZカビゴン、リザマンダグロスゲンガーの4大メガボケモンに強い技構成のゲッコウガを採用して構築が完成した。

 

[個体紹介]

1.リザードン

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特性:猛火→日照り
性格:臆病
持ち物:リザードナイトY

 

技構成

エアスラッシュ/大文字/ニトロチャージ/鬼火

 

実数値:159-93-108-148-106-165
メガ後→159-111-108-198-136-165

努力値:44-0-76-148-4-236

 

H:16-1
B:ステロ+A222メガハッサムの+2バレパン13/16耐え
C:余り
D:余り4
S:最速ミミッキュ抜き抜き,S+1でS+2準速70族抜き

 

最低限の速さ、最低限の火力、最低限の耐久をいい所取りした器用貧乏型リザードン

後述のコバルオン同じくORAS期からの戦友でHB方面の調整もその頃の名残であるが、現環境でも役立つ場面は結構あった。

 

しかしその分火力を落としている為、火炎放射ではなく大文字での採用になっている。

より火力を求めるならオーバーヒートを採用するのも手だが、撃ち逃げになってしまうのを嫌って大文字で使い続けた。

もう一つのウェポンがエアスラッシュであることもあって命中不安にはかなり泣かされた。

 

炎技でゴリ押せば良さそうと思っていたので、ラスト1枠にはクチートやガルーラの不意打ちへの安定択になる鬼火を採用した。

ミミッキュには鬼火→皮剥ぎ(エアスラorニトチャ)→大文字で超低負担で突破できる。

下から舞ってくるマンダにも上から鬼火入れられると思っていたが今期は速いマンダが多く、クチート相手にもラティアス引きに対応できなかった為、絶対めざ氷などの方が良かった。

ヒードランウツロイドも重かったので地震も一考の余地あり。

 

ステロが多い環境だが、ステロを踏んだとしても上から叩く必要があるorニトチャを積めれば前抜きできる相手には選出した。

ステロを絡めたサイクル戦に持ち込まれる可能性が高い場合は選出せず、後述のボルトロスで詰めていく。

 

またメガ前の状態がDL対策できていないのでBとCの実数値を1ずつ落としD実数値を2伸ばした方が良さそうだと感じた。

 

Sの+2準速70族抜きは雨下のラグと殻を破るパルシェン意識。
これもORAS期の名残で、今ではどっちも陽気の可能性があるので万全の対策とは言い切れない。

 

2000チャレンジ目前まで来れたのはこのポケモンが技をしっかり当ててくれたから。

2000到達を逃したのはこのポケモンの技が当たらなくなってしまったから。

 

 

2.コバルオン

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特性:正義の心
性格:無邪気
持ち物:達人の帯

 

技構成

アイアンヘッド/聖なる剣/ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷)

 

実数値:175-121-167-111-82-170

努力値:68-84-140-4-0-212

 

H:16-1
A:H175B171メガバンギラスを帯聖剣で確1
B:A216メガバンギラスの+1地震を確定耐え=同値ランドの地震耐え
C:余り4
S:最速ガブリアス抜き

 

ORAS期からの相棒。

便利なゴーリ対策。

調整はリザの前で舞ってくるメガバンギラスを後出しから狩ることを意識。

後半の上位でガルミミが増えたのは追い風だった。

 

リザに飛んでくる岩技の引き先、ランドに飛んでくる氷技の引き先。
ただしD耐久はないので過信は禁物。

 

ミミッキュに打ち怯みでアドが取れ得るアイヘ、安定格闘打点でゴーリにも強い聖剣、対面操作できギャラドスへの打点になるボルトチェンジ、ガブやランド等氷4倍弱点への打点になるめざ氷。

アタッカー型ならこの4ウェポンでこのポケモンの技は完成されていると思う。

 

B耐久が高いが決定打には欠ける。
弱点を突かないと火力が出ないが技範囲はそこそこ良いので、刺さる所に刺さると言った感じ。
ランド対面はとりあえずめざ氷を打っとくとアドが取れる可能性が高い。

ガルランドミミッキュは鹿のおやつ。

でもABミミッキュは帯アイヘでも落とせない(与ダメ70.9%~85.1%)ので辛み。

 

火力に関してはメガバンギラスがようやく確1になる程度なので大体の敵は1発では落とせない。

基本上から2回動いて倒す想定をする。

持前のB耐久で一致地震でも耐えるので、アイヘか聖剣で弱点を突ける、もしくはめざ氷で4倍弱点を突ける物理相手なら殴り勝てる。

 

より火力の出るインファイトの採用も視野ではあるが、ゴーリにだけは絶対に負けたくないので聖剣にしている。

 

C方面の火力がもう少し欲しい場面があったがAもBも落とせないので我慢した。
逆にC4振りめざ氷ならHBランドの木の実を高確率で発動させない(与ダメ63.7%~76.0%)ので悪くはなかったのかも。

 

Sラインを実数値で3伸ばすことで準速マンダ抜きができるが同様の理由で断念。
マンダの相手はおとなしくボルトとゲッコウガに任せることにした。

 

このポケモンを知ってる人ほど電磁波やストーンエッジ読みの行動をしてくるのが面白かった。

 

やはりどうしても選出できない相手が多かったが、このポケモンでないと止められない相手も多い為、出すときは信じて選出する。

特にパーティ単位で重いマンムーパルシェンがいるときはなるべく選出した。

 

3.ランドロス(霊獣)

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特性:威嚇
性格:意地っ張り
持ち物:拘りスカーフ

 

技構成

地震/岩雪崩/蜻蛉返り/大爆発

 

実数値:167-216-110-x-100-141

努力値:20-252-0-0-0-236

 

調整意図はA特化以外特になし。
Hが167なのは4振りだった場合の165という数字が好きじゃないから。

 

コバルオンとの相性補完に優れ最低限のサイクル戦を展開できる。

コバルオンの相方として、なくてはならない存在。

 

威嚇で物理アタッカーの火力削り、蜻蛉でサイクル回す、電気の一貫切る、地面の一貫切る、爆発で1:1交換などメチャクチャ仕事する。
その仕事っぷりはここで書くまでもないと思う。

 

意地スカーフの最大の利点は無振りグロスを乱数で落とせることだったが、基本それ意識の耐久調整をされていて落とせないことがほとんどだった。

舞ったギャラや準速ウルガの上を取る為の陽気スカーフの方が良さそう。

(意地っ張りなのは陽気個体を持っていないから。)

 

 

4.ボルトロス(霊獣)

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特性:蓄電
性格:臆病
持ち物:マゴの実

 

技構成

10万ボルト/めざめるパワー(氷)/挑発/悪巧み

 

実数値:184-x108-168-113-135

努力値:236-0-140-20-100-12

 

H:4n
B:割愛
C:余り
D:割愛
S:最速70族抜き


上記3体で厳しいカバマンダや崩せない受けサイクルを倒す為の枠。

前期の構築記事を眺めていて評価が高かったことに加えて、上記のポケモンたちとの相性補完にも優れていた為採用。

耐久調整は有名な型なので割愛したが、控えめ個体がいなかったため臆病個体を用いてCとSの調整はそれ用に手直しした。

 

Cを削った弊害も多少あったが、多くのグライオンや同系統のボルトの上を取れるメリットもあり一長一短。

 

カバマンダやドヒドグライには積極的に選出していった。

ポリゴン2へ仕事してくれることを期待していたが、DLポリ2にしか仕事できないことが分かり辛みがあった。

 

挑発でステロ展開を阻止できれば美味しい。

 

崩したり崩せなかったりと相手を選ぶ崩し枠だったが、想定していた活躍はしてくれたので、なくてはならない存在だった。

特にカバマンダ系への勝率はとても良かったが、それはこのポケモンのお陰である。

 

5.ゲッコウガ

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特性:変幻自在
性格:無邪気
持ち物:気合の襷

 

技構成

水手裏剣/悪の波動/冷凍ビーム/岩石封じ

 


実数値:147-116-87-155-81-191

努力値:0-4-0-252-0-252

 

CS振り余りA。

 

安定の冷凍ビームに加え、グロスゲンガーの他ガルドも意識した悪の波動とリザウルガを意識した岩石封じを採用した。

ラスト1枠はバシャやスカーフランドに打てる便利な先制技の水手裏剣を採用。

 

環境を席捲する強いポケモン達に器用にツボを突いていける。

しかしながら等倍だと火力はあまりないので注意が必要。

襷の行動保証と岩封によるS操作ができるのが良かった点。

 

カバマンダガルドの他グロス軸に出していくことも多かったが、裏からレヒレが出てきてとても面倒臭かった。

パーティ単位で対フェアリー打点に乏しかった為ダストシュートを採用したかったがどの技を切ることも出来なかった。

 

無難に強く1900帯で戦えたのはこのポケモンのお陰。

 

 

6.カビゴン

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特性:免疫
性格:意地っ張り
持ち物:ノーマルZ

 

技構成

自爆/地震/炎のパンチ/欠伸

 

実数値:235-178-103-x-145-50

努力値:0-252-140-0-116-0

 

借り物調整なので割愛。

 

初手性能及び奇襲性能が高く、欠伸で流したり自爆で起点回避できたり何かと優秀なポケモン

型の誤認を誘いやすく、悠長な行動をされることが多かった。

 

ノーマルZと自爆を上手く通せれば勝利がかなり近づく。

ノーマル+地面+炎の技範囲も優秀で、欠伸から交代読みで突き刺すことで相手パーティを壊滅させることもしばしば。

 

毒ガルドへの殺意から特性を免疫にして使っていたが、結果的にボルトで削りゲッコウガの悪波で処理するルートに落ち着いていた為、繰り出し性能を上げる厚い脂肪の方が良さそう。

 

シーズン序盤は本当に刺さりまくっていて1800までトントン拍子で上げられたのはこのポケモンのお陰である。

型も対面構築というコンセプトにマッチしていて良かった。

 

 

[安定して勝てた相手]

1.ガルーラ軸

ガルランドならコバルオンのめざ氷で相手のランドを削ってリザとランドで詰める。

ガッサ入りなら初手ゲッコウガランドロスで襷まで削りリザでニトチャを積む。

ゲッコウガかテテフ入りで初手がそれらなら初手ランドロスで大爆発。

 

2.カバマンダガルド

カビゴン+ボルトロス+ゲッコウガを選出。

カビゴンで暴れてボルトとゲッコウガで詰める。

裏からコケコが出てくると無理だが、それをされたことは1度だけだった。

 

3.オニゴーリ

コバルオン咎める。

クレセゴーリはボルトを絡めて頑張る。

 

4.雨パ

カビゴンで暴れて欠伸で起点を作り、リザでニトチャ積んで雨下ラグを上から叩き、ゲッコウガで詰める。

天候を取り返す動きは必要なかったが、相手は雨要員を残す選択を取るので行動読みがしやすかった。

 

[厳しい相手]

1.ボルトで突破できない受けサイクル

ウツロ入りやヤミヌケ、天然ヌオー入りなど。

 

2.身代わりポリ2

カビゴンのZも欠伸もすかされてアドを取られまくる。

 

3.ヒードラン入り

リザが止まる。

しかしリザがいないと突破が困難な相手も同時に選出されるので苦しいことになる。

カビゴンで頑張る。

 

4.ジャラランガ

フェアリータイプがパーティに居ないのでZを積まれると厳しい。

ゲッコウガの岩封でS操作してリザかランドで上から処理する。

 

5.身代わり激流水Zゲッコウガ

上から殴られるだけで終わる。

水手裏剣の回数を祈りながらランドロスで上から処理する。

 

6.鈍いカビゴン

ボルトで挑発しても怪しい。

コバルオンで勝つ為には剣舞メトロノームが必要。

 

などなど。

 

(以下敬体)

 

[おわりに]

今期は今まで経験したことの無かったレート帯で維持できて個人的には満足のいく結果だった反面、終盤に詰め切れずに最後は大きくレートを落としてしまったのが悔やまれます。

それでも相棒のコバルオンと共にそこそこの結果が残せて嬉しく思います。

また新しくTwitterを始めて色々な人に出会えて常にモチベーション高く、楽しくポケモン対戦できたのが良かったです。

S14は別の構築を考えているのでそちらでまた頑張っていきたいと思います。

ここまで読んで頂きましてありがとうございました。

そして対戦してくれた皆さん、ありがとうございました。

 

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それではまた何かの記事でお会いしましょう。

では。