[はじめに]
みなさんこんにちは。
イテザです。
S14お疲れ様でした。
今期は長らく目標にしていた「コバルオンと共にレート2000」をようやく達成し、最高2047まで伸ばすことができました。
周りの流れに乗ってもう少し高みへ行きたかったところですが、自分としては今回の成績に満足しています。
以下に構築記事を記しますので是非読んで頂ければ幸いです。
(以下常体)
[構築経緯]
コバルオンとのタイプ補完から水・飛行のペリッパー、ペリッパーのお供にメガラグラージ。
この3体を最初に決定し、雨パのお供にカプ・コケコ、ミミッキュ、ナットレイの3体を入れてひとまずパーティを組んだ。
この6体で1800まで行ったところでパーティを見直し、ミミッキュをフェローチェに、ナットレイをギルガルドに変更して最終的な並びが完成した。
個々の技や型は情報戦を制することを重視した。
[個体紹介]
ぽけっとふぁんくしょん!
コバルオン@カクトウZ(せいぎのこころ・おくびょう)
171(36)-×( )-150(4)-142(252)-93(4)-170(212)
きあいだま/ラスターカノン/
ボルトチェンジ/めいそう
H:余り
BD:割り振り
C:振り切り
S:最速
ガブリアス抜き
情報アド枠その1。
技は一致技の気合玉とラスターカノン、積んで崩す為の瞑想を確定とし、最後の1つの技は対面操作して雨を展開できる
ボルトチェンジにした。
調整は、低い火力をこれ以上落とせない為Cに振り切り、耐久値を少しでも伸ばす為にSを最速
ガブリアス抜きまで落として余りをHに回した。
このSだと最速
ウツロイドと同速で、BとDの4ずつをSに回すことで最速
ウツロイド抜きにできるが、
ウツロイドの個体数が少ないことやスカーフ率が高いことなどの理由から上記の調整に落ち着いた。
ちなみに最速でなかったことが負けに直結した試合は一度もなかった。
控えめではなく臆病である主な理由はリザの上から
ボルトチェンジをする為。
この
ポケモンが瞑想持ちの特殊型であることは基本読まれず、有利対面を作れば簡単に積ませてもらえたし、4ウェポン型なら一方的に不利を取る相手を逆に狩ることもでき非常に使い勝手が良かった。
+1気合玉Zの火力は
メガメタグロスがH175まで確定1発になる程度で、使用感としてはAS・CSベースの等倍相手はゴリ押しが効くといったところ。
ちなみにこのパーティではメガ
ハッサムを倒せるのはこの
ポケモンだけだが、相手視点ではメガ
ハッサムが有利だと思っている為ほぼ確実に逆起点にして倒すことができる。
カビムドーも雨に強いのでほぼ出てくるが
コバルオンを楽に通せる。
聖剣はないが、それでも対
オニゴーリ性能は高い方だと思う。
コケコと同時選出する際なるべくデンキZを切らないように立ち回る。
この
ポケモンの単体性能が高くないので相手の起点にならないように気を付ける必要があったが、雨の選出誘導で役割対象がほぼ確実に出てくるので想定通りの活躍をしてくれた。
ぽけっとふぁんくしょん!
借り物調整なので割愛。
ロップの猫恩耐えとか
ルカリオのインファ2耐えとかゲンのヘド爆2耐えとかそんな感じの耐久ライン。
雨始動役。
チョッキを持つことで対面性能を上げた型で、安定した耐久から初手後攻蜻蛉で
ラグラージを展開できるのが強かった。
最後の技の叩き落とすは
カビゴンの木の実の他、受け出しに来たポリ2やラッキーの輝石やその他残飯勢に打っていった。
他に欲しい技もなかったので叩き落とすで正解だったと思う。
Sは最遅。
カバの下から蜻蛉できるのが強く後投げが安定する。
無振り
クワガノンと同速であることが気になったのでS実数値65とかでも良さそう。
D耐久はチョッキ込みでそこそこある方だが、眼鏡レ
ヒレの
ムーンフォースが不利な乱数2発(被ダメ47.3~56.2%)なので再考の余地がありそう。
BもCもカツカツなので、どう調整するかはパーティや環境によって適応させる必要がある。
A:特化
D:余り4、DL対策
S:準速
雨エース。
特に語ることもないが、岩石封じが活きる場面が多くとても使い勝手が良かった。
裏の
フェローチェを通したい相手には初手に投げて岩封連打していく試合も多々あった。
スタンパには積極的に投げていく。
クッション役が
ランドロスであることが多く環境的にも通しやすかった印象。
ランドレ
ヒレの並びはやや面倒なので交代読みや最低限裏の
フェローチェを通す動きを目指す。
A:振り切り
B:余り4
S:最速
情報アド枠その2、物理コケコ。
雨パでは物理コケコの方が刺さると信じていたが、そこそこの結果で示す事ができて良かった。
蜻蛉返りでタイプ相性を気にせず対面操作できる事が最も価値があると思っているが、ワイボZ+ブレバでメガ
フシギバナや
モロバレルを撃沈させにいく動きが強かった。
Zを撃ったタイミングではまだ物理であることを隠せるのも偉かった。
通常不利を取り、雨パで重くなりがちな
ウルガモスも強めなのも良かった。
電光石火はほとんど使う場面がなく最終日まで挑発や自然の怒りなどの技にするか迷ったが、最終日に使いまくったので持たせていて良かったと思った。
火力そのものは出ないが、
ゲッコウガや
キノガッサに対して詰めの一手を残せるので技スぺが余っているなら無くは無い選択肢だと思う。
単純に電気技の火力が高く通りの良い相手にはゴリゴリに崩していける。
瞬間火力も通常と違う対応範囲も素晴らしく、情報戦を制するのに不可欠な
ポケモンだった。
ぽけっとふぁんくしょん!
C:特化
D:余り4、DL対策
S:準速
情報アド枠その3。
そして本構築のMVP。
雨を止めに来る且つ
コバルオンで崩しにくい耐久
ポケモンのほか、広い技範囲と襷の行動保証から低耐久の高速アタッカーにも役割を持てる。
最初は蜻蛉返りも持たせて初手の展開札にもなれるようにしていたが、裏においてスイープ役になることが多かったのと
ギルガルドに無抵抗になってしまったのが気になったのでめざめるパワー地面を持たせて技範囲を広げた。
控えめC特化にすることで雨パの障害になる多くの
ポケモンに対して有利を取ることができる。
主な仮想敵とダメージ計算は以下の通り。
- 虫のさざめき
⇒ H196D60振りカミツルギ 確定1発(111.9~132.0%)
⇒ H252D4振りジャローダ 確定1発(100.0~118.6%)
⇒ H252振りメガヤドラン 確定1発(103.9~122.7%)
⇒ H252D4振りクレセリア 確定2発(61.6~74.0%)
- +1虫のさざめき
⇒ H252D4振りクレセリア 中乱数1発(92.5~109.2%,56.2%)
- 冷凍ビーム
⇒ D4振りアーゴヨン 確定1発(101.3~120.2%)
⇒ H252振りサンダー 確定2発(64.9~77.1%)
- エレキネット
⇒ H4振りギャラドス 超低乱数1発(84.2~100.5%,6.2%)
- +1エレキネット
⇒ H252振りカプ・レヒレ 超高乱数2発(49.7~58.7%,98.4%)
⇒ H252D92振りB補正テッカグヤ 高乱数2発(48.0~56.8%,88.6%)
バナカグヤ、バナサンダーや
クレセリア絡みのサイクルパにはこの
ポケモンを通すことを考えて立ち回る。
虫のさざめきが身代わり貫通ということもあって、バレルクレセゴーリにも強め。
エレキネットの枠は威力を重視するなら電撃波という選択肢があるが、エレキネットの追加効果であるSダウンが重要で、対面で積んでくる
ギャラドスのS上昇を無効化して無償突破することができる。
ギャラ
アゴの並びにはこの
ポケモンで
ギャラドスを突破することでそのままイージウィンできる。
その他
ウルガモスの蝶舞に連打することでS上昇を許さず裏のコケコで詰めることもできる。(外したら負けなので分の良い勝負とは言えない。)
上記ダメージ計算の「+1」は「EF下」と置き換えることもできる。
4枠目のめざ地は、物理型で言うところのドリルライナーの立ち位置。
対コケコ、対炎、対鋼性能を上げることができるが、環境上Dに厚い
ギルガルドが多くマンダガルドを崩すのは一筋縄ではいかなかった。
気合玉があれば
カビゴンやポリ2絡みのサイクルにも強めになると思うが、それらの処理は
コバルオンに任せた。
相手に先制技持ちが複数いるだけでこの
ポケモンの立ち回りが窮屈になるので、対面構築には出さない方が良い。
端的に言えば、対面構築には雨を、積み構築と受け構築には
フェローチェを通すことを考えると勝ちを拾いやすい。
ラグを止めたり起点にしてくる「並び」単位に強く、この最高レートを記録したのは間違いなくこの
ポケモンのお陰。
ぽけっとふぁんくしょん!
ギルガルド盾@イアのみ(バトルスイッチ・いじっぱり)
164(228)-112(252)-171(4)-63( )-171(4)-82(12)
かげうち/
アイアンヘッド/
つるぎのまい/キングシールド
H:4nで最大
A:特化
BD:DL対策
S:余り
情報アド枠その4。
且つ諸説枠。
受けにいける鋼枠として最初は
ナットレイを入れていたが、役割対象の格闘Zで飛ばされまくったので格闘無効の
ギルガルドに交代した。
ギルガルドを入れたものの、Zを他に2匹が持っている為耐久を活かせそうなアイテムがこれくらいしかなかった。
残飯毒はメタと型読みで動きにくさが気になったし、呑気弱点保険は素の火力と積むタイミングが選べないのが気になったしで、積み崩しができる
剣舞型を選択した。
雨ターンの調整と択ゲーに持ち込めるキングシールドを採用しようと思いウェポンを影撃ちとアイヘで決定したが、思ったより対応範囲が狭めで選出率は低かった。
イアの実自体はまず読まれず行動回数を増やすアイテムとしては面白かったが、そもそも発動しなかったりする場面が多く何とも言えない使用感だった。
剣舞残飯や
剣舞弱点保険という選択肢もあったかも知れないが、出した試合の勝率が著しく悪かった訳ではなかったのでそのまま最後まで使い続けた。
仮想敵によってBを厚くしたりDを厚くしたりSを伸ばしたりすれば、悪巧み木の実レボルトのような性能を発揮できるかも知れない。
根本的に持ってる性能が高く、環境次第では輝けるポテンシャルを秘めた型だと感じた。
最後の1枠としては悪くなかったが、他にもっと良い型や
ポケモンがいるような気はする。
良くも悪くも2047を記録したのはこの枠の都合といったところで、再考の余地は大いにある。
[選出]
主なパターンは以下の通り。
- ペリラグ@1
主に対面構築や再生のないサイクルに出していく。
@1はリザ軸ならコケコ、ポリ2カビゴンが居る時はコバルオン、レヒレランド系のサイクルとアゴギャラにはフェローチェなど。
相手パーティの組み合わせによって臨機応変に対応するので「アレ軸にコレ」といった決まった選出はない。
ただしミミッキュ入りにフェローチェを出してはいけない。
- コケフェロ@1
@1はコバルオンかギルガルドが多い。
バナやハピラキ絡みのサイクルに出していく。
バレルクレセゴーリにも。
初手コケコで打ち漏らしてもフェローチェでビーストブーストを狙いにいける。
フェローチェで崩しながら積みリレーを展開できるのが強かった。
- ラグフェロ@1 or ガルドフェロ@1
フェローチェがめっちゃ通ってる場合に。
岩封連打でビーストブーストの起点を作りにいく。
準速ラグで相手に岩封入れた場合、最速112族ら辺まで抜ける。
などなど。
王道的に雨を通すか、裏のフェローチェを通すかで考え、後者の場合は誰を初手に置くかを考えて試合展開を予想していく。
[厳しい相手]
- カバマンダガルド
ペリラグフェローチェかペリコケコフェローチェと選出するが、ガルドをフェローチェのめざ地圏内まで押し込めないとキツイ。
今期はカバマンダガルドにミミッキュやカビゴンが同居してるケースもあり、その場合フェローチェを通すのが一気に厳しくなるのでそれもまたキツかった。
- ドヒドイデ
コケコのワイボで落とせない。
バレルかラッキーにデンキZ切ってるとドヒドイデの再生力で粘り負ける。
- ブルドヒ
勝てるビジョンが見えないがマッチングしなくて助かった。
- 雨下ラグより速いスカーフ
スカーフガブリアス、スカーフカミツルギなど。
一貫取られないように立ち回り注意。
- カイリュー
対面から誰も勝てない。
などなど。
明確に厳しかったのは以上の通りだが、相手のパーティ構成によってこちらの選出が歪むことも多く、選出を読み外すと勝てた構築にも簡単に負ける。
(以下常体)
[QRレンタルパーティ]
要望があったので公開しました。
記事を読んで気になった方、是非使ってみてください。
3ds.pokemon-gl.com
[おわりに]
今期は長らく目標にしていたコバルオンと共にレート2000を達成できてよかったです。
S15の構築はまだ決まってませんが、またレート2000、そして2100達成できるように頑張ります。
今回の記事に関する質問などはTwitterにお願いします。↓
イテザポケ (@1t3zzA_poke) | Twitter
それではまた何かの機会に会いましょう。
では。